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「コロナ新時代」へ

2020年07月05日
『コロナ新時代への提言』(NHK BS)というインタビュー番組(各10分間)が3晩に渡ってあった。
人類学者の山極寿一氏、哲学者 國分功一郎、「疾病史」を専門とする歴史学者飯島渉の3人。(コロナと共に?

その中でも、地球は「細菌の惑星」「ウィルスの惑星」我々は主人公ではないという山極氏の言葉が頭から離れなくなった。
山極氏によると、眼に見えないウィルスや細菌を無視してきたことがこの災禍につながった。ウィルスが野生動物を感染源として出てくるということにもっと注目をして自然破壊を止めるということが必要だという。

今、地球環境がどんどん変わり始めている。
「地震や津波といった災害で天地がひっくり返される。アラスカやシベリアの氷が解け始めている。氷の下に眠っているウィルスや細菌が出てくる・・・、深海から未知の生物やそれに乗じた細菌が登場する可能性がある」と。

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「シベリアの永久凍土に埋もれていた太古のウィルスが21世紀初めに見つかった。しかも生きていた」
 
山極氏たちの提言を見た数日後、たまたまみた『こころの時代 敵対と共生のはざまで』(NHK E)の 山内一也氏(東大名誉教授)の話は眼から鱗だった。
山内氏は長年、ワクチン開発に携わってきたウィルス学者。コロナウィルスのように病気を引き起こすものだけでなく、我々の遺伝子ゲノムの半分近くはウィルスとして存在しているという。

30憶年前から地球上にいるウィルス。「現在 われわれの周囲に存在するウィルスの多くはおそらく数百万年まえから数千万年にわたって宿主生物と平和共存してきたもの」

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「人間社会との遭遇はウィルスにとてはその長い歴史の中のほんの一コマに過ぎない。しかし、わずか数十年の間にウィルスは人間社会の中でそれまでに経験したことのない様々なプレッシャーを受けてるようになった。我々にとっても激動の世界はウィルスにとっても同じなのだ」と山内氏。

20世紀は天然痘などのウィルスを根絶してきた。21世紀はウイルスと共生していく時代。「我々はウィルスと一緒に生きている」という。
「そもそも太刀打ちできるような相手ではない。ウィルスの手助けをして自然体系を破壊してきたのは人間だ」ともいう。

『コロナ新時代への提言』の中で、歴史学者の飯島渉氏は「歴史の問題としては、1万年の過去に遡って考えるのが妥当」だという。
農業開始によって森林を切り開き、野生動物を家畜化し、生態系への介入をしたことで、森林などの病原体と交錯してきた。

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    農業 野生動物の家畜化 文明化

桂花会のメンバーには『コロナ新時代への提言』をみた人もいた。
Fさんは「山極先生の話、私も感動。地球環境の激変で、深海や永久凍土の下から、新型のウィルスや細菌がどんどん現れると・・・」。 Kさんも「ほんとうにそうですね。森林伐採などで、今まで動物を宿主としていたウィルスが、人間にまで襲いかかってくる! 自戒をこめて・・・」

4人の専門家の話をきいて、「ウィルス根絶を目指すのでなく、ウィルスと共生」ということだろうか。もちろん、新型コロナウィルスだけでなく、さまざまなウィルスと上手に付き合っていかなくてはならない。むやみに怖がるのでなく、まさに「正しく畏れる」ということだろうか。

ふと縄文時代を思った。大陸では自然を征服する道を突き進んでいたころ、縄文の人々は1万年以上のもの間、自然との共存共生をつづけていた。森や原っぱを壊すこともなく。(縄文のムラ
つれづれ

コロナと共に・・・?

2020年06月26日
先週、たまたま番組表でみつけた『コロナ新時代の提言』(BS1)に山極寿一氏の名前を見つけた。
かなり前のことになるが、ラジオで日本のゴリラ学の第一人者である人類学者の山極寿一氏(京都大学総長)の話を興味深く聞いて以来、ゴリラと山極氏のファンになった。

実は5月に『コロナ新時代への提言~変容する人間・社会・倫理~』(BS1-50分)が放送され、人類学者・山極寿一、哲学者・國分功一郎、「疾病史」を専門とする歴史学者・飯島渉の3人のインタビューに未放送部分も加えた各10分間のスピンオフ番組(6/15~17)ということがわかった。各10分間だが、3日間、すべてみることができた。

山極氏の収録はもちろんリモート。壁にはゴリラたちの写真が貼られていた。
「私たちの暮らしを一変させた新型コロナウィルス、これからの時代をどう生きるべきか」という問いに対して、ゴリラの研究を通して人間社会を考察してきた山極氏の言葉にあらためて衝撃を受けた。
   
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未曽有のパンデミックに何を思ったか?」には、「人間の社会の作り方にとって重大な危機だと思っている」と。
人類という種は信頼できる仲間を増やすよう進化してきた我々は接触を、移動を禁じられた。このことにより社会の作り方が根底から覆されてしまった。人が接触せず、人が移動せずにこのグローバルな世界をどうやって運営するのか、ということが今我々に突き付けられた課題だという。

「ゴリラにパンデミックはあるのか?」 人間のように移動しない類人猿はパンデミックに耐えられる。
ゴリラの棲む熱帯雨林には網の目のように川が流れる。彼らは川を渡れないために、ある場所でウィルスが暴発しても川に囲まれた地域に留まる。

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例えば、家畜、鳥インフルエンザなどの場合は、感染した地域のコロニーを全部焼却処分することでウィルスを一切外に出さないようにするが、人間の場合は、接触をなるべく抑え、封鎖をして、感染拡大を止めるしかないことになる。

人間は移動する存在、とくに今は移動手段が発達しているので、2週間の潜伏期間があれば人間は世界中に飛び回る。ウィルスの戦略に組み込まれていることが問題。

身体の共鳴」 この新しいウィルスの出現によって、「言葉以外」のさまざまなコミュニケーションの手段が失われようとしているのかもしれない。
進化の過程で、或いは文明の発達の過程で、我々は直接会ってさまざまな顔の表情とかしぐさとか共感をもとにした社会を作り上げてきた。「言葉だけ」に依存せずに、むしろ身体と身体が共鳴し合う中で、信頼を形づくってきた。

コロナ危機によって、言葉だけでつながる社会に放り出された。
古いコミュニケーションの手段である音楽やダンスなど「身体の共鳴」を通じたコミュニケーションが重要になってくるという。音楽は人と人との間を共鳴させる一番いい装置。そういうものを多用して情報社会にも人々と人々の間で共感できる仕組みをつくったらいいいう。

コロナ新時代」 今、地球環境がどんどん変わり始めている。地震や津波やそういった災害で天地がひっくり返されている。
ビジネスを一気に再開させてしまうと、モノの移動とか開発とか大気の汚染とか、今よりもひどくなり、これが再び新しいウィルスを呼び起こすことになりかねないと警鐘を鳴らす。

ウィルスが野生動物を感染源として出てくるということにもっと注目をして自然破壊を止めるということが必要だという。眼に見えないウィルスや細菌を無視してきたことがこの災禍につながった。 
アラスカやシベリアの氷が解け始めている。氷の下に眠っているウィルスや細菌が出てくる、深海から未知の生物やそれに乗じた細菌が登場する可能性がある。

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地球にはバランスがある。細菌やウィルスは悪いものばかりでなく、その大部分は人間とは何の関係もない、或いは人間にいい働きをしてくれる。
「地球は細菌の惑星 ウィルスの惑星であって、我々は主人公ではない。ということを思い知った方がいい」「そのためにはそのバランスを壊さないような地球の管理の仕方をもっと真剣に考えて行かなくてはならない」という提言で終わった。
つれづれ

「疫病退散」を願って

2020年04月20日
外出自粛のお陰?で、部屋の模様替えで、いろいろ思い切って処分することもできた。そんな中、昨年、O氏、M氏と千羽鶴を折った際に集まった折り紙と折って行き場のない折り鶴に目が留まった。

アマビエが「疫病退散!」のお守り代わりなら、「千羽鶴」でコロナ収束を祈念するというのもいいような気がしてきた。
昨年は誰かを思って折っていたが、今度は只ひたすら手を動かすというのも心が落ち着くし、暇つぶしにもなるというのが本音かもしれない。(曲げる?曲げない?千羽鶴まもなく完成千羽鶴再び千羽鶴効果

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         O氏へ    M氏へ(Fさん宅)

折り鶴の由来は、神様へのお礼として、折り鶴や鶴の絵を描いたものを神社に奉納していたものとか。
また「鶴は千年 亀は万年」ということわざがあるように鶴は長寿の象徴として、江戸時代には庶民の間で「折り鶴を折るたびに寿命が延びる」として折り鶴を作ることが流行したという。

戦争中になると、戦場へ行った家族が無事に帰ってくるように願いを込めて鶴を折るようになり、次第に千羽鶴は「神様へのお礼」に加えて、「願掛け」という意味あいを持つようになっていったとされている。
現在、千羽鶴は広島平和記念公園の「原爆の子の像」由来の「非核の象徴」や「平和の象徴」にもなっている。

先日、ラジオで川野泰周氏(精神科医・臨済宗住職)の「マインドフルネス」の話をきいた。ゆっくりと味わい、香りを嗅いだり、ひとつの食材に集中することで脳はほかのことを考えなくなるという。このシングルタスクこそがマインドフルネスだという。チョコレートでも瞑想ができるという。香りと味わいと歯ごたえと・・・。

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今回の千羽鶴は「コロナ収束」のため。鶴を折るのに疲れたら、ゆっくりとチョコレートを味わおう。現在、お気に入りは「チョコレート効果 72%」。
つれづれ

体温計

2020年04月18日
新型コロナウィルス感染拡大は止まるどころか、米ハーバード大学の専門家チームによれば、特効薬やワクチンが開発されなければ、断続的に2022年までつづき、定期的に感染拡大を繰り返す可能性があるといいう。
これからの生活はコロナと共存していかなくてはならないのだろうか。

マスク、消毒液、体温計などは相変わらず不足しているようだ。今のところ消毒液、使い捨てマスクもLさん手作りのマスクもある。消毒液がなくなったら、中性洗剤でつくる方法もわかった。

コロナウィルス感染の目安となる体温は37.5℃。平熱が36℃~36.4℃の人が約半数だからだろうか。
子どもの体温は高め、高齢者はやや低めといわれるが、個人差もあるだろう。
朝夕、体温を測り目盛ることにした。朝はほとんど35℃台で、ほんのたまに34.5℃といったこともある。夕方から夜は35℃台、たまに36℃を超えることもあることに気づいた。

先日、顔がほてり熱っぽく、足は冷たかったので、体温を測ることにした。近くにあるのはオムロンの比較的新しいものだが、ピ ピ ピと鳴るまで数分かかる。
今まで体温計によってどのくらい違うのではないかと漠然と思っていたが、「STAY HOME」の今、時間はたっぷりある。リビングの抽斗にあったシチズンと水銀体温計も出してきて、比べてみることにした。

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      36.8℃   36.2℃   35.9℃

脇の下で測ったが、こんなに違うものだろうか。水銀体温計は鳴らないので、4分くらいでやめた。
水銀体温計は、ずっと昔からわが家にあったが、測ったことがあったか記憶がない。

あまり見かけなくなった水銀体温計はあてになるのだろうか。調べてみると、水銀体温計は、半永久的。
測定する体の部位の温度が「これ以上は上がらない温度」になるまで測る。そのため脇で分、10分、口で5分程度が望ましいとされている。
電子体温計は測定時間を短縮するために作られたもので、人の体温上昇のデータの統計から「脇で10分測ればこれくらい」という「予測」の体温を表示するのだという。

水銀体温計で10分測る方が正確だということになるのだろうか。だが、数分ですむ電子体温計で測ることになりそうだ。
それにしても、3種の体温計で測った日、36.8℃の水銀体温計の数値は熱があったのだろうか、翌朝には35.2℃だったが。
つれづれ

「感謝」のDoodle 

2020年04月16日
このところDoodleは新型コロナウィルスに関する応援のロゴがつづいている。

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     「家にいよう、みんなのために」  4.4

家にいて、読書をしたり、体操したり、電話をしたり・・・。

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    「医療従事者のみなさん、ありがとう」  4.7
  
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    「衛生保護・管理者のみなさん、ありがとう」  4.9

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   「毎日の生活を支えるみなさん、ありがとう」  4.13

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  「公共交通機関を支えるみなさん、ありがとう」  4.14

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    「流通・輸送を支えるみなさん、ありがとう」  4.15

ほかにも「公衆衛生従事者・研究者のみなさん、ありがとう」(4.6)、「救急隊員のみなさん、ありがとう」(4.8)、「農業を支えるみなさん、ありがとう」(4.10)。

こうした多くの人々のお陰で、毎日多少の不便を感じながらも生活を送ることができている。せめて外出自粛など自分たちができることをしなくては!
つれづれ
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