「下町ボブスレー」の町

2016年01月25日
大田区の町工場の技術を結集した国産そり「下町ボブスレー」がジャマイカ代表
とともに2018年の韓国の平昌(ピョンチャン)五輪を目指すことになった。

「下町ボブスレー」は大田区の中小・零細企業などのべ100社が世界一軽い
そりを目指して開発した氷上のF1とも言われるボブスレー用のそりの愛称。
世界の強豪チームのそりはBMWなど名だたる車メーカーが開発している。
5年前、下町ボブスレープロジェクトがスタートした。
 
     ボブスレー
                         「下町ボブスレー」公式サイトより     
       
大田区は、金属加工や板金など高い技術を持った職人たちが多くいたが、
少子高齢化による後継者の不足などで、ピークには9000社以上の町工場が
今では半分以下になっている。

独自に開発したそりで日本代表が活躍すれば、世界に大田区の技術を
発信することができると考え、日本の町工場の技術力を世界に示そうと
大田区の中小企業が集結した。だが、2年前のソチオリンピックで不採用に。
改良を重ねたが、昨年11月、平昌(ピョンチャン)五輪でも不採用が決まった。
ほかの国の代表チームへの提供を模索してきた結果、ジャマイカ代表の
採用が決定したいう。

昨年10月、下町ボブスレーで有名な(株)マテリアルの地元である
水門通り商店街で開催された水門通りまつりでは、ボブスレー1号機が
展示されたという。
水門通り商店街は、京急雑色駅を下車、第一京浜を渡ったところから
多摩川付近まで続く商店街で、その先には六郷水門がある。
はるか昔、Kさんたちと描きに行き、本画にもした懐かしい水門だ。

この水門がある付近はかつて狛江から六郷まで流れていた六郷用水
(農業用灌漑用水路)の多摩川への排水口で、周辺の発達とともに
水運や生活排水の排出口の役目も果たしていた。その後、度々起こった
六郷用水の氾濫を防ぐため多摩川改修工事(1918~1933)の一環として
造られた。現在はその役目を終え、昭和初期の土木遺産となっている。

      六郷水門
             10号本画        六郷水門
  
今月初め、古川薬師を訪ねた。京急雑色駅を下りて左に行くべきところ、
勘違いして右へ右へと「水門通り」を行った。20分ほど歩いてやっと道を
間違ったことを知って戻った。途中、魚屋さん、八百屋さん、喫茶店など
通りのいたるところで「日本からの挑戦」「再・挑戦」のポスターを目にした。

    ポスター2016.1.5
        「再・挑戦」のポスター  水門通り商店街     

ジャマイカ代表の採用が決まり、もともと活気がある「水門通り商店街」は
今年はますます活気を呈していくことだろう。
旅・散策
 | HOME |