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大田区最古の狛犬

2016年01月30日
大田区内の神社をひと月かけて自転車で回ったのは20数年前のこと。
おそらくどこかの神社で子連れの狛犬を発見?したことがキッカケだった。
小さなスケッチブックだけを持ち、地図で神社を探しながら60数ヶ所の区内
ほとんどの神社をまわった。スマホもタブレットもなかったころだ。

子連れ狛犬の場合には5分クロッキーをし、制作年、子や毬の有無などを
メモした。(招き猫から狛犬へ狛犬迷だったころ品川神社の狛犬

狛犬の起源はペルシャやインド地方。日本ではその異形な姿を犬と思い、
日本犬とは違う異国の犬、すなわち高麗の犬と考えた。従って狛犬と獅子と
形を混同したものもあるが、平安時代には明確に区別されていた。
たとえば、清涼殿御帳や天皇皇后の帳帷の前に口を開いたのを獅子として
左に、口を閉じ頭に角を持つものを狛犬として右に置いた。

しかし後世になると混同され、寺社に置かれた獅子は次第に犬の形に近づき、
狛犬と呼ばれるようになった。獅子の勇壮な形姿が喜ばれ、もっぱら獅子舞が
広まり、狛犬の舞踊は衰退したという。
つまり、狛犬はもともと獅子を表現するもので、宮中や陵墓、神社仏閣などの
聖域を守護し、邪悪の出入りを禁ずる目的をこめて置かれた鎮獣と考えられる。

昨年冬からは神社に立ち寄ると、子連れでなくとも狛犬たちをカメラに収めたが、
やはり江戸期に造られた狛犬に魅かれる。

大田区最古の狛犬は六郷神社の愛嬌のある狛犬。以前は社殿前にあったが、
現在は前庭に置かれている。
六郷神社には、ほかに大正8年の狛犬が鎮座している。

 六郷神社
           貞享2年(1685)      六郷神社 (東六郷3)
        六郷神社

江戸時代につくられた狛犬は、六郷神社のほか六所神社、新田神社、十寄神社、
千束八幡、馬込八幡、子安八幡、御嶽神社にみられる。(江戸期の狛犬 大田区
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