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江戸期の狛犬 大田区 Ⅰ

2016年01月31日
昨年秋から大田区内の道標めぐりを始めた。20数年前に区内の神社に
いる子連れの狛犬をクロッキーをしたことを思い出した。地図上の60社を
すべて廻り「狛犬めぐり」は終了した。当時は狛犬を見れば昭和生れか、
明治生れか・・・つくられた時代がおよそわかるようになるほど夢中になった。

大田区内最古の狛犬は六郷神社のユーモラスな狛犬。(大田区最古の狛犬

『神霊矢口渡』で知られる新田義興(よしおき)を祀る新田神社には、昭和生れの
新しい狛犬があるが、機械彫りなのか、個性なく印象が薄い。
境内に残る古い狛犬は、足利基氏家臣の畠山一族の者、その血縁者の末裔が
神社付近に来ると雨を降らし、うなり声を上げたという言い伝えがある。
吽像は戦災で失われ、現在は阿像1体のみ。造られた年代ははっきりしないが、
江戸時代のものらしい。              (歌舞伎『神霊矢口渡』 Ⅰ 

      新田神社
      「唸る狛犬」(阿像のみ残る) 江戸期?  新田神社 (矢口1)

由良兵庫之助など新田義興の家臣10人を祀る十寄神社には、それぞれ
2体の子どもを連れた昭和生れの阿吽像のほか、本殿前の砂利に直接
置かれた小さなどちらも「阿」像がいる。画は昭和生れの狛犬のみ。

   十寄神社
           享保3年(1718)   十寄神社 (矢口1)

羽田神社の狛犬は珍しい。下面に仔犬が彫られている。
                 羽田
               文政2年(1819)  羽田神社 (本羽田3)
 羽田
               
洗足池の畔にある八幡神社は、源頼朝の旗挙げ八幡とも言われている。

    千束八幡
            天保8年(1837)   千束八幡神社 (南千束2) 

今年の元旦、初日の出を拝んだあと、新田神社への途中で立ち寄った
六所神社は、子どもがいない狛犬のため、20数年前には描いていない。

     六所神社
           天保10年(1839)    六所神社 (下丸子4)    
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