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カエルの行方

2020年05月24日
先日、ふと庭に目を遣ると、小さなカエルが流しの中にいた。傍に行き近くにあったプラスチックのケースを被せてその上に小石を置いて重しにした。空気が入るようにと排水口の上にずらしたのだが、これが大間違いだった。

大きさ、色からして恐らく以前庭で見つけたツチガエルだとわかった。
ツチガエルはアカガエル科。体長3~5cm。背中には大小のいぼ状突起がたくさん並び、このため各地でイボガエルという方言で呼ばれている。腹側はうすい褐色をしている。

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芭蕉の句「古池に飛び込む蛙」は、このツチガエルの可能性が高いともいわれている。(カエル跳び込む・・・?

庭でみつけたカマキリ、バッタ、セミなど生き物を捕まえる癖がある。じゅんじゅんに育てるかどうか尋ねても要らないと言われるのはわかっているのだが。
りんりんが小学4年のとき、捕まえたツチガエルを、彼は学校に持っていき、クラスで飼うことになり可愛がられた。(1年ぶりの対面

話は戻るが、被せたケースも重しにした石もそのままだが、カエルがどこにもいない。まさか排水口を通るとは思わなかった。気になりながらLINEで報告。
まもなく「まぁカエルちゃんどこに行ったのかしら? 管に詰まっていなければ、這いあがって出てこれますよ」とAさん。
Fさんは「下水管に降りたね~昇って出られるか?明るい方へ上がってくるか? それとも、奥の方へ行くか?わからん!」「先へ進んで、どこか出られるのかしたら?」

ますます、後悔の念に駆られた。そんなとき、Sさんの「オタマジャクシだと思っていたらいつの間にかカエルさんに。季節はどんどん過ぎていきますね」には笑ってしまった。
後足が出て1週間以上経つオタマジャクシたちにはまだ前足が出ていないというのに・・・。  

たまたまこの日の午後、録画していた『龍の巣に挑む』(NHKスペシャル)を見た。
中国貴州省にある世界最大の地底空間「龍の巣」の闇は巨大洞窟群の中にあり、あまりの闇の深さから、地域に暮らすミャオ族から「入ってはいけない冥界とも畏れられてきた」という洞窟。

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      「龍の巣」 最大の闇 (NHK BS)

朝のツチガエルを思い出した。洞窟のような暗闇を流されたのだろうか、泳いでどこまでいけただろうか・・・?
きっとカエルになって暗闇の中を彷徨う夢をみるような気がした。
「残念ながら死んだわよ!かわいそうに」「人生には思いがけない落とし穴があるね」とOさん。「それ、洒落?」ときくと、「半分」という答えが返ってきた。
この晩、夢を見ていたような気もするが、少なくとも明け方に見ていた夢は、穴にも落ちなかったし、「龍の巣」を彷徨うカエルでもなかった。
動物など
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