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紋切りあそび

2012年06月06日
「金星日面通過」が見られる日。雲に覆われている。(りんりんの日食グラス
今日は6が2つ向かい合うと耳の形に見えることから「補聴器の日」。
また、「楽器の日」でもある。
「芸事の稽古はじめは、6歳の6月6日にする」という昔からの習わしに
由来しているという。 この日から稽古をはじめると上達が早いといわれている。
指を折って数を数える時、掌を開いた状態から指を折って数えていくと、
6の数字の時に小指が立つ形になる。「小指が立つ」が「子が立つ」という
縁起を担ぎ、6歳の6月6日になったといわれている。

昨年、歴史好きの孫りんりんが家紋に興味を持っていたので、『家紋の切り紙』
エキグチクニオ 著)を借りてきたことがあった。

  紋切の本
    雪の結晶の家紋      源頼朝の家紋 笹りんどう
   
歴史を動かした戦国武将の力強い家紋、四季折々の自然から生まれた家紋、
モダンで粋な、江戸時代のデザインセンスの高さに驚いた。
時間もなく、不器用ゆえにつくることは諦めて、眺めるだけで終わった。
 
正方形の紙を折り、雛形に沿って切り抜いて広げると、美しい「紋」が出現する。
その雛形を「紋切型」(もんきりがた)という。

平安時代に始まり貴族や武士によって使い継がれてきた「家紋」は、
江戸時代には庶民も使うようになり、多くの粋でユーモラスな紋が作られ、
街を歩けばのれんや看板、着物や手ぬぐいなど「紋」があふれていた。
江戸の後期には庶民の間に「紋切遊び」が流行するようになったという。

明治には、「紋切り遊び」の書物が出たり、影絵やトランプなどに登場したり、
昭和初期まではお祭りの露店で型紙を売られていたという。
図工の教科書でも「切り紙」は欠かせない課題だったそうだが、
次第に、生活の中から紋や文様が消え、「紋切遊び」も忘れ去られて、
伝統的な美意識やデザインを楽しみ、学ぶ機会がなくなってしまった。

やはり1枚の紙を折って切る、中国の剪紙はお土産に頂いたり、剪紙展も何度か
観たことがあるが、さらに複雑で繊細なアートだ。(北京 民間伝統芸術展へ

今では「紋切型」という言葉は「決まりきったつまらないもの」という、
否定的な意味で使われているが、四季の行事、祭り、歳時記、季語など、
日本の伝統文化の形は「紋切型」そのもの。その定型を守るのではなく、
オリジナルなデザインに挑戦するのが「型破り」。

    「めでたづくし」
   「めでたい形」の型紙26種との和紙折紙100枚入り
  
昨年、りんりんお気に入りの「昭和のくらし博物館」で「紋切りあそび」の
実演をテレビでみて、興味を抱いた。数日後、彼を連れて博物館へ出かけた。
結局、博物館で販売していた数冊の「紋切り型」の本から「めでたづくし」
エクスプランテ)を購入したが、その後、なかなか彼との時間がとれず、
1つの作品も完成していないうちに半年が経ってしまった。
6歳ははるか昔に過ぎたが、今日6月6日から手先の訓練に挑戦してみようか。
身近な人びと