FC2ブログ

「断捨離」再び

2013年05月24日
このひと月の間、家の整理、模様替え、大掃除に明け暮れていた。
来月には、毎年恒例の展覧会の搬入が迫っているというのに・・・。

今まで何度か整理を繰り返してきたわが家だが、その「断捨離」の機会を
何度もすり抜けてきた祖父母の時代のものまで残っている。
「断捨離(だんしゃり)」は、「断行」「捨行」「離行」というヨガの考え方。
単なる片づけとは一線を引く。人生や日常生活に不要なモノを断つ、
また捨てることで、モノへの執着から解放され、身軽で快適な人生を
手に入れようという考え。
(Wikipedia)

亡くなった父の蔵書を、自身の著書をのぞき、その多くを大学の図書館などに
引きとってもらったのは7年前のこと。宛先別に分けたボール箱を部屋中
広げて、ひと月ほどかけて整理した。    (喫茶ルオーと父)   
文具好きの父の文具類の一部はやはり文具好きの私が卓上で愛用している。
  
    蔵書
                               
母はすでに茶道や俳句を教えることがなくなって久しい。
風炉釜、棚、屏風、掛軸、茶事や懐石用の道具、茶入、棗、茶碗、水差、
建水、香合、蓋置、花入・・・。長い間押入れを占領していた。
お弟子さんたちにもらっていただいたこともあるが、それも限度がある。
箪笥にぎっしりの着物や帯などもリメイクしきれない。
以前、半分ほどに減らした本も俳句関係、茶道関係などもまだまだ多い。

「断捨離」の第1段階は「茶道関係」からと決めた。幸いなことにご自宅で
茶道を教えておられるUさんや絵の友人たちに使っていただけることになった。
さらに、最近、茶道を習い始められた中国語の同学に。昨年秋に湖南省省都
長沙から戻られたSさん(中国茶芸師資格あり)、今年3月末に北京から
戻られたSさんにもいくつか気に入った道具を選んで頂いた。

    茶碗
               どれにしようか・・・?

先ずお声をかけたのは、以前の絵の教室でご一緒だったお若いKさん。
彼女、祖母、母、兄と茶道教授一家。最近は年賀状のやりとりだけのお付合い。
だが、以前は教室以外にも度々スケッチ旅行に行ったものだ。

「いただきたいです!着物も帯も!」「思い出してもらって嬉しいです」と
彼女が見えたのは茶道具、着物などの整理がだいぶできた先週だった。
わが家に残すもののほか、内側が錆びてしまった3つの釜、少々傷んだ
大きく重たい紹鴎棚や屏風など数点をのぞき、稽古用、お茶事用の道具まで、
わが家にあった茶道具のほぼすべて使っていただけることになった。

夕方になり予報通り雨が降り出した。茶碗や水差などを詰めた2個の衣裳箱、
着物や帯を入れた大きめの衣裳箱3個、釜や屏風、毛氈、『茶道』全集・・・、
大きな車のトランクも座席も満杯。積み込み終わったのは6時を過ぎていた。

       茶道
               『茶道』全16巻 

翌日から茶道具で占領されて雛人形や五月人形を出しづらかった押入れの
片づけを開始、リメイク用の着物も桐ダンスに一時的に仕舞う余裕ができた。

   辞典類
                図書館へ   
      
俳句や茶道関係の書籍は、俳句と茶道専門それぞれの古書店にと決めた。
極めて多い辞典類は国語辞典と漢和辞典各1種を残し、『文化人類学大事典』
『日本地名大百科』『職人ことば辞典』などの図書館に寄贈することにした。

1階、2階の部屋、押入れは済み。気になるのは、3.11前には画室として
使っていた部屋(現在は納戸と化す)と物置だ。
このひと月の間にゴミと化し、ユーティリティに山のように積み上げられた
モノたちは、今、週2度の「燃えるゴミ」、週1度の「資源ゴミ」、
月2度の「燃えないゴミ」の日を待っている。
衣類や雑貨などはすでに横須賀の施設へ詰めたダンボール2箱を送った。

梅雨入り前にわが家の「断捨離」は終わるだろうか。
捨てるのではなく、過剰なものを取り除いけば新陳代謝も高まる。
次は、わが身の「断捨離」開始だ。
つれづれ