失敗したひとり旅

2009年01月02日
何年も前のことだが、正月早々、大失敗をしたことがある。
元日に山形の唐松観音堂、朝日村などを総勢5人、レンタカーで回ったときのこと。
暮れのうちにごんさんの赴任先の山形に来ていた私は、
1日の朝、東京からこのフリー切符で来た4人を山形駅に迎えた。 
中国語サークルで一緒のAさんとI さん、そしてI夫人と、留学生の呉さんの4人だ。

実は、1日はこの4人と一緒に旅をし、夜、山形駅で彼らを見送った後、
私は、翌2日に1万円のフリー切符を使って、ひとりで山形以北に行く計画を立てていた。
山形を起点にした旅なので、相当遠くまで行けるはずだった。

フリー切符は東京で販売されるので、私は東京にいる呉さんに購入を依頼していた。
秋の農大収穫祭で知り合った呉さんは、その頃は、日本語学校に通いながら、
「ミスド」で年末までアルバイトをしていた。      (「農大収穫祭」)

さて、5人でのレンタカーの旅が始まり、どこだったか忘れたが、お昼に蕎麦屋に入り、
そこで呉さんからお願いしておいた「フリー切符」を受取った。

話は変わるが、呉さんは蕎麦が苦手だった。 このときは、とくに気にとめなかったが、
呉さんに限らず、中国人は蕎麦が駄目という人が実に多い。
蕎麦が好きだという中国人には、まだお目にかかったことがない。

ほかに、中国人が苦手なものは、お刺身、納豆などだろうか。 
日本に着いたばかりの中国人留学生は、まず、保証人宅に挨拶に行き、そこで、
歓迎の食卓に出されたお刺身に閉口する、とはよくきく話だ。

さて、話は戻るが、2日朝のひとり旅は、始まりから予定が大幅に狂ってしまった。
というのは、山形駅で、何度試みても、自動改札をフリー切符が通らないのだ。
切符をよくよくみると、「1月1日限り」と印字されているではないか!
呉さんに「2日の切符」と、しっかりと念を押すべきだった。悔やんだが後の祭り。
        松島と未使用のフリー切符
しばらく、路線図をみながら迷ったが、意を決して「松島へ行こう」と断を下し、
仙山線(山形‐仙台)と仙石線(仙台‐石巻)の切符を購入しての旅となった。
松島は、確か、高校の修学旅行以来だ。 瑞岩寺にお参りして、遊覧船で松島廻りをした。 
その後、塩釜まで足を伸ばしたが、どうやら拍子抜けしたせいか、スケッチは1枚もせず、
写真も数枚撮っただけだった。

こうして、正月2日の旅は終わってしまった。
JR東日本に1万円の寄付をしてしまったこのお正月は、忘れられないものになった。
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