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仙人草の花

2019年09月15日
台風15号の通り過ぎた翌日、ふだんはあまり通らない道を通ってみた。空地の塀際には折れたクサギの幹が道路に倒れていた。
反対側の金網のフェンスに巻き付いている仙人草に気づいた。今頃の時季に咲くのだったかと思いながら坂を下りた。

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仙人草センニンソウ)は、日本各地に分布し、日当りの良い山野に多く見られるキンポウゲ科の蔓性植物。8~9月に咲く白い花弁に似た咢片は4枚、雄しべと子房は多くあるが、花弁はない。
果実は種子状で平たく倒卵形でミカン色で、花の後、雌しべの花柱が伸びて長さ3cmほどで羽毛状になり、風で飛散して繁殖する。実の先端につく白い羽毛状のものを仙人のひげに見立てた。(仙人草紅い花 白い花

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センニンソウにはウマクワズ(馬食わず)、ウマノハオトシ(馬の歯落とし)、ウマノハコボレ(馬歯欠)、ウシクワズ(牛食わず)、ハコボレ(歯欠)、ハグサ(歯草)などがあり、これは有毒植物である所以。葉と茎は有毒で、汁液が皮膚に触れると引赤、発疱して水腫ができたり、飲むと胃腸炎症を起こす。

10月頃に根及び根茎を掘り出し、水洗いした後、乾燥したものが生薬 「ワイレイセン(和威霊仙)」で、鎮痛、抗掻痒作用のある生薬「威霊仙」(ボタンヅルの根および根茎)の代用品として使用されたが、現在では使用されていない。
民間では、夏から秋にかけて採取したセンニンソウの生の葉を扁桃炎、神経痛、リウマチの痛みの患部に数分貼り付けるなど、少し手荒い療法があったようだ。
植物など